たまゆりのたからばこ

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たまゆりの人生に詰まった、たくさんのだいすきなものを紹介するための自由帳です。 好きな本、好きな音楽、好きな映画、好きな場所や土地、旅のこと、登山のことや、日常のなにげないしあわせのことなどを大切に書いていきます。







三島由紀夫が描く、美しい自然と人間の営みの舞台。伊勢湾に浮かぶ「神島」へ 【その1】

三重県鳥羽市。

入り組んだ陸地の間に、おだやかな海が揺れる伊勢湾。その太平洋への出口へとつづく場所に位置する島、神島へ行って来ました。

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神島とは

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上にも書いたように、伊勢湾口に位置する周囲3.9kmの小さな島で、人口は300人あまり、過疎化が進んでいるとのこと(Wikipedia調べ)。

地図だと愛知県の沖に見えなくもなく、実際愛知県の伊良湖岬からの方が距離としては近いのですが、住所は三重県鳥羽市だそうです。

 

三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になったことで有名で、あの山口百恵ちゃんも映画の撮影で訪れ滞在した島だそうですよ。

 

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GoogleMapでエア旅行中に神島を発見!

私が今回この島をひとり旅の目的地に選んだきっかけは、GoogleMapでのエア旅行でした。

このころ仕事が忙しく鬱憤が溜まっていた私は「あかん、海が見たくて死にそう」という状態に陥っており、夜な夜なスマホでGoogleMapアプリを起動して旅にでる自分を夢想してニヤニヤしていたというわけです。

 

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当然エア旅行だけでは満足できず「今度の休みは近場でいいから海を見に行こう」と決めて、私の住む愛知県犬山市からせいぜい1泊2日で行ける旅先を探していました。

 

そして地図上にこの「神島」を見つけたのです。

 

 

名前めっちゃかっこよくない?え、行きたい!

正直、それまで「神島」なんていうところを聞いたことがありませんでした。

愛知県民にとって、気軽に遊びに行ける離島といえば「日間賀島、篠島、佐久島」あたりが有名ですが、神島なんていう名前の島は初耳でした。

 

こんなかっこいい名前の島あるんだ。なんか行ってみたい。

はじめはそんな程度の好奇心でしたが、神島について調べていくと、とってもおもしろそうなことがわかったのです。

 

あの三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台

「あの」三島由紀夫と書きましたが、なじみのない方にとっては「だれ?」という感じかもしれません。

私も正直そうなんですが…

 

実は、私が「大魔女おばさん」と読んでお慕いしている、地元犬山の書道家兼四柱推命易者の先生に

あなたの運命相は三島由紀夫に似てるわね」と言われたことがあって。

 

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↑ 伊藤鶯村先生、通称おうそんせんせい。

 

↑世界中いろんなとこで書道パフォーマンスしてるすごい人。犬山に来れば会えます!

 

 

で、その言葉に「ほ、ほんとかよ〜?」と頭では思いながらも、

その時から、三島由紀夫という人に至極一方的に親近の念を抱いていたのです。

 

そこへ、この、突然の神島発見。

 

なにか運命めいたものを感じてしまった私は、すぐに図書館に行って、その三島由紀夫の小説「潮騒」を借りてさっそく読んでみました。

 

潮騒 (新潮文庫)

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素朴な人間の営みに心打たれる小説

以前、四柱推命で占ってもらった直後に気になって、三島由紀夫の他の作品を読んでみたことがありましたが、そのときはどうもしっくり来なかった。

 

しかし、この小説「潮騒」に、私は心打たれてしまいました。

 

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なんと表現したらいいのでしょう。

お話の筋は、島に暮らす若い男女の純愛の物語です。

でも、その筋書きだけでは説明できない、人の暮らしの根源的な美しさだったり、仕事をして生きてゆくことの意味だったり、海という大いなる自然と人との関係であったり、その恵みに感謝し、暮らしを先の世代まで紡いで行くことへの喜びであったり…

 

きらめくような島の風景と、少しずつ深まってゆく二人の嬉し恥ずかしい愛の物語と交わるように、そんな人の営みそのものの美しさが描かれているのです。

 

すごく、好きだ!と思いました。

 

のちに調べてみると、この「潮騒」という小説は、三島由紀夫の残した数多い作品の中では、特に異色のものであったようです。

 

国を憂い作品を書き続け、クーデターの末割腹自殺をしたという生い立ちを知った時「とても私とは違う」と、占いを否定していましたが…

 

この作品を読んで、(よく知らないながらも)もしかすると、彼の根底にはこういう暮らしをこそ美しいと思う気持ちがあったのかもしれない、とちょっと納得した気がした…

 

という、これは余談ですね(笑)

 

 

そして神島に行くことに

三島由紀夫はこの島をとてもよく気に入り、滞在しながら執筆を行なったとのこと。

小説を映画化するオファーが来た際にも「必ず神島で撮影すること」を条件に承諾したほどだそうです。

 

そんな魅力のありそうな島を、見てみないわけにいかないだろう!

ということで、ひとり旅の行く先を、神島に決めたのです。

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 つづく。

 

…前置めっちゃ長っ(笑)

次回は、本題である神島への旅のようすをお伝えできるといいなと思います。

 

 

 

* * *

 

大好きなことを趣味のまま続ける、という答え

またすごい久しぶりかつ突然のこのブログの更新ですが、思うところあり。

 

旅をしてきたり日常で見た美しいものを、文章で人の役に立つよう(…?)表現していく、ということ。

やっぱりそれがどうしようもなく、誰に何を言われても、たまにそれでひんしゅくを買っても(笑)大好き。

しかし今の私には同じく愛して打ち込め、必要としてもらえ、成長していける別の仕事がある。

 

どうすべきなのか、悩んでいました。

が、こうして感じたことを文章につづったり、時にはそのために旅に出たりするようなことも、趣味として続けていきたい。という答えが出ました。

 

いづれ、それを通して必要とされることが増え、もっとたくさん、あるいは深く人の役に立てるような時が来たら、仕事にしてみることを考えてみたい。

 

そんな風に思いました。

 

そのために、空いた時間で、趣味として、旅をすること、文章を書くこと、写真を撮ることなんかの表現を、練習の意味も込めてやっていきたいなと思っています。ちょっとずつ。

 

そんな気持ちで、もう一度このブログを開いてみました。

どんな形になるかわからないけど、もしも見守ってくださる方がいるならこんなうれしいことはない。

 

 

 この答えを出すのに助けてくれた本2冊 ↓

(仕事ですごく世話になっている尊敬する上司兼先輩が貸してくれました)

自分の才能の見つけ方

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「好き」を「お金」に変える心理学

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