たまゆりのたからばこ

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たまゆりの人生に詰まった、たくさんのだいすきなものを紹介するための自由帳です。 好きな本、好きな音楽、好きな映画、好きな場所や土地、旅のこと、登山のことや、日常のなにげないしあわせのことなどを大切に書いていきます。







女1人車中泊旅にハマる。北陸、能登半島、山を走り抜け海辺で眠る日々。【私と車の5年史 後編】

TRAVEL

この記事のつづきです。

 

〜あらすじ〜

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今回、約5年間(正確には4年半くらい?)乗ってきた車を手放すことになりました。

数週間前から手続きを進め、いよいよ明日が車屋さんへの引き渡しの日です。

ちゃんとお別れの前にお礼の意味をこめてきれいにしようと、今日、改めて明後日でお別れになる車を掃除していたら、気がつきました。

 

今までぜんぜん見ようとしてこなかったけれど、この車が、今まで私にどれだけたくさんのものを与えて、どれだけの素敵な経験をくれたのかを。

だから、ちゃんとお別れを言うために、感謝してありがとうって引き渡せるように、車のことを書いてみます。

 

 

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前の記事で書いた岐阜県から北海道までの旅が、この車と私の歴史の中でいちばん長い旅だったかな。

でも、そのあとも、そんなに長いものじゃなかったけど車中泊の旅は本当に大好きになって、なんどもなんども出かけました。

 

 

2013年、夏。

初めての車中泊旅行から帰ってきた私は、その次の月に、これまた生まれて初めての、ひとりでの海外旅行へ行きました。

そのときの記事はこれ。

 

きっと、あのとき、思い立って思い切って1ヶ月もの車中泊一人旅をしたことが、大きな自身にも、自分自身の考え方を変えることにもつながったのだと思う。

 

 

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ヨーロッパ旅行から帰ってきてからの私は、まず最初に、ヴィパッサナー瞑想に出かけた。

うーん、詳しく説明するととても長くなってしまうのですが、簡単に言うと、まる10日間山の中にこもって誰とも一言も言葉を交わさず、寝ている時間と食事の時間以外はひたすら座って瞑想をする、というものです。

 

ちょっと簡単には書けないからいまは書かないけど、ほんとうにいいですよ。近い未来に、もう一度必ず行こうと思ってる場所の一つです。

 

 

その瞑想の後、冬の間はしばらく事務の仕事のお手伝いをさせてもらい、春になったら今度は沖縄へ1、2ヶ月の旅に出ました。

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さすがに沖縄までは車で行けないので、飛行機を使って現地でレンタカーを借りて。

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本島を一周まわったあと、久米島にある「球美の里」という場所でしばらくボランティアをしていました。

 

 

そしてまた帰ってきて、親から「あんたいつまでふらふらしてんの!」と叱られたことで、今度は少し長い仕事につきました。

その間、旅に出たいけど出られないというジレンマを抱えながら、土日や平日の有休には、なんどもこの車でいろんな場所へ行きました。

 

 

いちばん、私にとって大好きだった車での行き先は、北陸。

 

きっかけはなんだったかな。

たしか、久米島でのボランティアの時に知り合った人が「福井県の勝山は本当にいいところだよ、たらたら山霊場っていう、すっごくおいしい湧き水が出るところがあって」と言っていて、それで行ってみたんだったかな。

 

勝山までは、だいたい下道で3時間半くらい。

本当にどうしても旅が恋しくて仕方なかった時には、平日に休みを取って日帰りで行ってくることもありました。

 

勝山で私が大好きなスポットはいくつもあるのですが、そのひとつが「越前大仏」。

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地元のタクシー会社の社長が、バブルの時にものすごい儲けて、そのお金でなんとか地元に貢献できないかと考えた結果生み出してしまったと言う、奈良の大仏よりでかい立像が5体も大伽藍のなかに立っていると言う、ものすごいスケールの場所です。

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いつ行ってもぜんぜん人がいなくて、でも敷地がばかみたいに広くて、まるで仏像テーマパークの廃墟みたい。

とにかくここが大好きで、本当になんども通いました。

 

 

それから、越前大仏のすぐ近くにある、平泉寺白山神社。

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ここは、勝山市からほどちかい、標高2,702mの白山の神様をおまつりしているところ。この神社のすぐ横には、白山信仰の文化を伝えるためのとてもきれいな「白山平泉寺歴史探遊館まほろば」という資料館があって、そこで初めて私は白山のことを知りました。

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それがきっかけで、初めての登山で白山に登って、白山の魅力にぞっこんになったんですよね。

 

そう思うと、ほんとこの車といっしょに出かけたいろんな場所が、いまの私をかたちづくってる。

 

 

そのあとも、本当に自分の人生が嫌になってもう死んでやろうと思って家を飛び出した時にも、そういえばこの車が私の寝床となり、守ってくれていたんでした。

ああ、本当に忘れていたけど、いつだってそばにいてくれたんだなぁ。明日からもうそばにこの車がない生活が、うまく思い浮かべられないくらい。

 

その時の行き先も、同じく北陸でした。

道の駅に泊まりながら、ただひたすら海の近くを走りました。浜辺の波打ち際に車を停めて、ただ波の音を聴きながら眠ったり。

自殺の名所東尋坊で、ひたすらぼーっとして、でも全然飛び降りる勇気なんてはじめっからなくて、ただ駐車場で泣きながら眠ったりとか。してたなぁ。

 

 

他にも、大好きな能登半島には何度も出かけました。

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海が目の前の駐車場に車を停めて、ランタンをつけて、コンビニで買ってきたお酒を飲んで、本を読んだり音楽を聴いたりして眠って。

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縦に細長い半島をずうっと海沿いに走って、よさそうな浜辺を見つけてはたくさん貝殻をひろってまわったり。

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展望台で、海を染める夕焼けと、降ってくるような星を眺めたり。

 

 

どれもこの車がなかったらできなかった旅です。

ほんと、一緒にいられて楽しかったなぁ。ありがとう!

 

これからは、こうやって車旅をする時には、レンタカーを借りてすることになると思います。

健康のため、体力づくりのため、歩いたり自転車使ったり。

またいつか、必要になったら、車を買い戻すこともあるかもしれません。

 

車を手放すって決めた時の日記。

なんだかほかにもいっぱいこの車と行きたい場所があった気がするんだけど、だけど、私にはもう必要ないとも思うから。次の自分になるために手放したい。

この車を手放して、もっと身軽になって、飛んでいきたい場所がある。

自転車とテントを買って、遠くに行きたい。

 

だって車がほしけりゃあ、またいつだって、必要になったときに手にもどせばいいんだから。私の持つ車なんて、高速道路は走らないし、ぼろくたっても、寝られりゃそれでいいんだもの。

だから、また、車が必要だって、自分の心で思ったときには買い戻すね。

 

うん、そのとおりだ。

ひとまず、車のない生活、がんばってみます。

 

 

車を手放した理由や、実際にローンが残っていた車を手放すまでの経緯は、こちらの姉妹ブログの記事からどうぞ!

 

 

2016.11.22 車のない生活、はじまりました。とってもすばらしかったです。